親の会について

1.基本情報

■情報基準日
 令和元年11月1日

■団体の名称
 和泉市心身障がい児(者)手をつなぐ親の会
 (略称:和泉市手をつなぐ親の会)

■団体の所在地
 〒594-0071
 大阪府和泉市府中町四丁目20番4号
 社会福祉法人 和泉市社会福祉協議会 内

2.親の会概要

■設立目的
 当会は、心身障がい児(者)を持つ親たちが、障がい当事者本人の学ぶ権利、生活の権利、社会参加する権利等、人間として当然の権利を擁護し、どんなに障がいが重くても、さまざまな支援が必要であっても、慣れ親しんだ地域で、皆と共に生きる社会を目指すノーマライゼーションの理念を市民の方々とともに実現することを目的とする。

■会員数
 約180名

■活動地域
 大阪府和泉市が中心

■活動内容
  1. 当会は、心身障がい児(者)の子どもを持つ保護者同士が、共通の悩み、課題をともに考え一緒に解決していく場。
  2. 心身障がいをもつ子どもが地域で普通の生活をするための提案、支援。
  3. 適宜役立つ情報の提供。
  4. 年に一度の貸し切りバスツアー、新成人祝賀会など、当会独自のイベントも積極的に開催。
  5. 福祉行政に対し、当会独自に、或いは、関係団体を通して、支援の要望、改善提案などの実行。
  6. 地域でいっしょに生活する方々に、障がい者に対する理解を深めてもらい、つながりをつくり、障がいのあるなしに関わらず誰もが安心して暮らせる街づくりの活動に積極的に参加。
  7. 講演会・懇談会・研修会・施設見学会の開催。
  8. 関係機関・団体との連携・提携。
  9. 機関紙の発行。ホームページの管理運営。
  10. その他本会の目的を達成するための必要な活動。

親の会規約 

第一章 総則
第1条(名称)
この会は「和泉市心身障がい児(者)手をつなぐ親の会」
略称「和泉市手をつなぐ親の会」という  

第2条 (事務所)
この会の事務所は、〒594-0071和泉市府中町4丁目20番4号 和泉市社会福祉協議会内に置く。  

第3条 (組織)
この会は1972年(昭和47年)4月1日に発足した。会員は和泉市内に居住する心身障がい児(者)をもつ親、及び保護者でもって構成する。  
この会の主旨に賛同して下さる方を、賛助会員とする。

第4条 (目的)
この会は、心身障がい児(者)を持つ親たちが、障がい当事者本人の学ぶ権利、生活の権利、社会参加する権利等、人間として当然の権利を擁護し、どんなに障がいが重くても、さまざまな支援が必要であっても、慣れ親しんだ地域で、皆と共に生きる社会を目指すノーマライゼーションの理念を市民の方々とともに実現することを目的とする。

第5条 (方針)
この会の目的を達成するため、次の方針に従って運営する。
  • 本会は会員相互の自主性を尊重し、民主的に運営する。
  • 本会の名前を利用して、特定の政党、宗教団体を支持しないと共に、公私の選挙での、候補者の推薦及び選挙運動は一切行なわない。
第6条 (事業)
本会の目的を達成するために次の事業を行なう。
  1. 講演会・懇談会・研修会の開催。
  2. 心身障がい児(者)関係の支援学校・職業訓練施設・職場の見学。
  3. 在宅心身障がい児(者)の福祉の推進。
  4. 関係機関・団体との連携・提携。
  5. 機関紙の発行。
  6. その他本会の目的を達成するための必要な事業。
第二章 役員及び役員会
第7条 (役員)
この役員会には、次の役員を置く。
  1. 会長: 1名
  2. 副会長: 若干名
  3. 書記: 若干名
  4. 会計: 2名
  5. 会計監査: 2名
  6. 幹事: 若干名
  7. 専門部会長: 若干名(兼任可)
第8条 (役員の任務)
役員の任務は次の通りとする。
  1. 会長: 会を代表し、会務を統括する。
  2. 副会長: 会長を補佐し、会長に事故あるときは、その任務を代行する。
  3. 書記: 会務を記録し、会員に報告すると共に、一般庶務を担当する。
  4. 会計: 会費その他金銭の出納管理の取扱いをする。
  5. 会計監査: 年1回以上会計等の経理面について監査し、総会に報告し承認を求める。
  6. 幹事: 会務に参加し、運営に協力する。
  7. 専門部会長: 専門部会活動を取りまとめ円滑な活動の推進を図る。
第9条 (役員の選出) 
役員は会員のうちより役員会で推薦し、総会において選出される。
役員の任期は2年とし、再任は妨げない。但し、補欠役員の任期は前任者の残任期間とする。

第10条 (役員会)
  1. 役員会は総会で、会員の委任を受け、親の会の運営を行う。
  2. 役員会は執行機関であって、会計監査を含む役員全員で構成する。
  3. 役員会は原則として会長が必要と認めたときに開くことができる。
第11条 (校区役員)
校区役員は各校区のまとめ役として、本会の活動推進にあたり、会員との連絡、会費の徴収、会報の配布等を行なう。尚、校区役員の選出は各校区会員の互選とする。

第12条 (専門部会)
この会に、親の会運営を円滑に図る為に、役員会の提案、総会の承認を得て、専門部会、委員会、事務局、室、プロジェクトチーム等を設置できるものとする。尚、緊急性、必要性を要するものは、役員会の承認を得て暫定的に設置できるものとし、事後、総会の承認を得るものとする。  
尚、専門部会の責任者は役員会の議を経て、会長がこれを委嘱する。

第13条 (企画室) 
この会に企画室を置き、会務全般に関する企画立案を担当する。
企画室は、企画室長1名と副会長、事務局で構成する。

第14条 (事務局) 
この会に企画室を置き、会務全般に関する実務を担当する。
事務局は、事務局長1名と書記で構成する。  

第15条 (顧問・相談役)
この会に顧問及び相談役をおくことができる。  
顧問・相談役は役員会の議を経て、会長が委嘱する。
顧問・相談役は必要に応じて役員会に出席し、本会の活動及び事業の主要な問題に
ついて、それを援助し助言を行なうことができる。

第三章 会議
第16条 (会議)
この会の運営機関として、次の会議をおく。
  1. 総会
  2. 役員会
  3. 校区役員会
第17条 (総会)
  1. 総会は、本会の最高議決機関であって、全会員をもって構成する。
  2. 総会は、定期総会及び臨時総会とする。
  3. 定期総会は、原則として毎年4月に開催する。
  4. 臨時総会は、役員会が必要と認めたとき、また、会員の5分の1以上の要求があった場合開催する。
第18条 (成立)
  1. 定期及び臨時総会は、全会員2分の1以上の出席をもって成立する。尚、委任状も出席とみなす。
  2. 役員会及び校区役員会は、全役員の2分の1以上の出席をもって成立する。
第19条 (議長及び議決)
  1. 総会の議長・書記を出席者の中から選ぶものとする。
  2. 総会の議決は出席者の過半数の賛成を必要とする。可否同数の場合は議長の決するところとする。
第20条 (総会の付議事項)
  1. 役員の信任事項
  2. 会則の変更事項
  3. 活動報告及び決算の承認事項
  4. 活動計画及び予算事項
  5. その他本会の運営上必要となる事項
第四章 会計
第21条 (財政)
  1. 財政は会費・賛助会費・寄付及び補助金等でまかなう。
  2. この会は、会運営のため会費を徴収する。会費は、会員・賛助会員共、年額2,000円とする。
  3. 年度途中入会(10月以降の入会)は1,000円とする。
第22条 (弔辞)
弔事の際は、下記の対応を行なう。  
香典のお供えは5,000円とし、弔電、供花は行なわない。
対象者は会員(保護者)、その配偶者、本人(障がい者)とする。
以上を原則とするが、他の団体との兼ね合いなどから最終的には会長判断とする。

第23条 (会計年度)
本会の会計年度は、毎年4月1日から始まり、翌年3月31日までとする。

第五章 雑則
第24条(規約改訂)
この規約は、総会において、会員の過半数の賛成によって改訂する事が出来る。
会員数は、出席者、委任状の合計とする。  

第25条(細則)
本会に付帯する必要な細則は、役員会において別途定めることができる。

(附則)
本会則は昭和47年4月01日より実施する。  
本会則は平成03年4月14日より実施する。  
本会則は平成06年4月24日より実施する。  
本会則は平成16年4月18日より実施する。  
本会則は平成21年4月26日より実施する。  
本会則は平成22年4月25日より実施する。
本会則は平成23年4月29日より実施する。
本会則は平成24年4月30日より実施する。
本会則は平成25年4月29日より実施する。

年間活動計画

平成31年度 和泉市手をつなぐ親の会の活動計画は下記の通りです。

1.要望活動(31年度和泉市への要望案です)
  1. 「地域生活支援拠点等の整備」について進捗状況をお聞かせください。
  2. 基幹相談支援センターの機能の充実をお願いいたします。
  3. 市役所内に常勤職員として知的障がい者を雇用してください。
  4. 和泉市立総合医療センターに重度重複障がい児者(医療的ケアを含む)がショートステイできる環境を設けてください。
  5. 重度訪問看護の利用にかかわらず、入院時にヘルパー派遣が使えるようにしてください。
  6. 児童発達支援センター「和泉はつがの園」の充実をお願いいたします。
  7. 災害に備え、福祉避難所等の整備を充実してください。
2.組織強化
  1. 校区懇談会の実施
  2. 親の会を周知し、新しい会員の獲得に努める
3.専門部会の充実
 (1).知的障がい児者部会
  • 大阪手をつなぐ育成会との連携を図り、毎月行われる支部代表者連絡会に出席します。そこで得た情報は、『親の会ニュース』やホームページ等を通じて、会員の皆様に提供いたします。
  • 9月16日(月・祝)大阪国際会議場において、第60回大阪知的障がい者福祉大会が開催されますので、ご参加よろしくお願いいたします。
 (2).肢体不自由児者部会
  • 大肢連と連携を図りながら情報提供、充実した社会参加を推進します。
  • 7月13日(土)近畿福祉大会が奈良にて開催されます。
  • 日帰りレクリエーションや親子旅行など大肢連の企画へ参加、大肢連主催のバザーに協力します。大肢連を通し和泉市から出た要望を府や国へ持って行きます。
 (3).幼児学齢期部会
  • ライン、メール、ハガキなどで情報をお知らせします。
  • 教育委員会との懇談会や、座談会、ランチ会、茶話会など会員の方と楽しくお話が出来る場を沢山つくりたいと思います。是非ご参加下さい。
 (4).行事部会
  • 【レクレーション】毎年5月におこないます。今年は5月12日(日)に、神戸どうぶつ王国に行きます。
  • 【クリスマスイベント】毎年12月におこないます。今年度も楽しいイベントを企画します。
  • 【新成人祝賀会】今年度も新成人祝賀会をおこないます。対象の方には別途連絡いたします。
 (5).研修部会
  • 昨年同様、見学会や学習会などを企画していきます。今年度は口腔衛生をテーマに学習会を開催する予定です。また防災についても学習会を企画します。ご参加よろしくお願いいたします。また、知りたいことや見たいところなどがございましたら、検討させていただきますので役員までお知らせください。
 6.広報部会
  • 各部会よりお役に立つ情報を、年3回の新聞発行とホームページにて、タイムリーに提供します。
  • また、校区役員会や研修会等の案内を、必要に応じてお知らせします。
 7.音楽療法部会
  • 音楽を通じて自己表現とリラクゼーションを目的に共通のニーズにそったカリキュラムを設定します。
  • 各自の特性を生かした音楽演奏のスキルアップを図ります。
  • 8月の音結さんによる「夢コンサート」に参加するために合奏とダンスのレッスンを、おおむね毎月1回行います。
 8.福祉農園部会
  • 今年度も継続・推進します。
4.年間行事予定
  • 4月 総会・親の会ニュース発行
  • 5月 春のレクレーション(神戸どうぶつ王国)
  • 6月 校区懇談会
  • 7月 市教委との懇談会・校区役員会・親の会ニュース発行
  • 9月 研修会(施設見学会等)
  • 10月 対市交渉・市長との懇談会
  • 11月 学習会(口腔ケアについて)・校区役員会・親の会ニュース発行
  • 12月 クリスマスイベント
  • 1月 新成人祝賀会
  • 2月 学習会(防災について)
  • 3月 校区役員会・親の会ニュース発行
5.会議
  1. 本部役員会 毎月第3水曜日
  2. 校区役員会 7月・11月・3月の最終土曜日(原則)
  3. 育成会 支部代表者連絡会 毎月第3火曜日
  4. 大肢連 役員会 毎月第2火曜日 市区町村代表者会議 毎月第3火曜日
  5. 市障連役員会 おおむね月1回

沿革

親の会の歴史

 昭和47年

大阪府肢体不自由児者父母の会連合会と育成会手をつなぐ親の会が合併し、「和泉市心身障害児(者)手をつなぐ親の会」を発足。(会員数80名)

昭和51年

記念行事、与謝野養護学校(京都)を見学する。
和泉市に養護学校を誘致することに希望をかける。
会員Mさんのマイカー内の一家心中事件が起きる。

昭和52年

Mさん事件をきっかけに在宅者及び学校卒業後の重度障害者の施策についての支援要望書と陳情書を和泉市長と議会に提出する。

昭和53年

市内で初めて無認可施設、和泉市心身障害児(者)多目的通所「ミニセンター」(いずみ通所センターの前身)が発足される。
国と市合わせての助成金が受けられる。

昭和54年

和泉セルフグリーンセンターが発足する。
学校卒業後、勤務につく事のできる青少年の方に年内契約で市役所周辺の草取り、ゴミの清掃作業を行う。

昭和56年

「ミニセンター」市よりプレハブ棟に新築される。

昭和57年

「ミニセンター」認可施設建設へと市に申請する。

昭和58年

「ミニセンター」認可の許可を得る。

昭和59年

社会福祉法人 温友会 いずみ授産通所センター(精神薄弱者通所授産施設)開所される。

昭和61年

心身障害者多目的通所「すいせん共同作業所」が府営住宅内にて発足される。

昭和62年

「すいせん共同作業所」が総合福祉会館に移転。

平成2年

親の会ニュース 第1号発行

平成4年

第1回 「成人祝賀会」開催 
社会福祉法人いずみひばり会 「友愛作業所」が開所される。
さらに、知的障害者の授産施設の立ち上げにより卒業生在宅者の通所授産の道が拡大となる。

平成5年

第1回 「オヤジの会」開催。障害者の父親の親睦の場として行われる。

平成8年

社会福祉法人いずみさつき会 「やよい園」が開所される。
認可施設が3ヶ所に増え一層通所授産の道が拡大する。
会員の一家3人心中事件が起こる。
この事件を契機にガイドヘルパーの必要性を痛感し、以後、親の会として要望し続ける。

平成9年

本人活動を中心とした「ジュニア部会」を発足。第1回「ジュニア会」開催 (8名でスタート)

平成10年

ガイドヘルパー制度の実施(10/1~)
アンケート調査を実施、積極的に利用を促す。
「和泉市障害者計画」策定委員に参加。

平成11年

グループホーム「のぞみ」の開所。
市内で初めて開所される。友愛作業所保護者が中心に、場所、世話人、バックアップ施設など等すべてに試行錯誤し苦労を重ねて実現する。

平成12年

「障害者生活支援センター」の設立を要望する。
公的介護保険制度が実施される。
「和泉市障害者計画」の実施。
「学齢部会」の発足(28名でスタート)
第1回 和泉市教育委員会との懇談会を実施する。
「ジュンの家」の開所 。市内で2ヶ所目、重度知的障害者のグループホーム。
障害者ケアマネジメント事業(将来措置から契約へ変わること)の説明会を開催
モデル事業の実施

平成13年

市からの要請で「障害者就労支援事業」の実態調査を行う。
「ジュニア部会」の休会。
親の会ニュース 年4回発行となる。
学齢部会による音楽療法を開始する。

平成14年

エルチャレンジの指導の下で和泉市最初の清掃訓練事業が大阪府和泉保健所で開始する。
学齢部会による「おしゃべり会」を発足。低学年・就学前の子供をもつ親が対象。

平成15年

「繁和グループホーム」の開所。
市より市営繁和住宅(2室)の提供をうけ市内で初めての公営住宅を利用したグループホームが実現される。
「グループホーム部会」の発足。
学齢部会による市内の施設・作業所訪問を実施する。
和泉シティプラザがオープンする。
同施設内で清掃訓練事業を開始する。
障害者福祉サービスが「措置制度」から「支援費制度」となる。新しい制度に関する実態調査を行う。
第1回「障害者絵画展」の開催。
障害者のつどいを利用して市立体育館にて施設・作業所・学齢部、個人の出展。
「おしゃべり会」の休会。

平成16年

北泉州障害者就業・生活支援センターの設立によるNPO法人「チャレンジド・ネットいずみ」がスタートする。

平成17年

第2回「障害者絵画展」の開催。
学齢部の出展(シティプラザにて見学者350名)
支援費制度から障害保健福祉施策改革のグランドデザイン(案)をへて「障害者自立支援法」が公布される。
学齢部会による夏休みのサマースクールを開催する。
グループホーム「フレール」の開所
利用者の親が共同でマンションを購入し、(親なきあと)から(親あるうち)のグループホームへの実現をはかる。

平成18年

「障害者自立支援法」の実施。
「音楽療法部会」の発足(部会として13組の親子でスタート)
校区単位での懇談会を実施する。

平成19年

社会福祉法人和泉つくし福祉会 「さらの郷」が開所される。
「つくしの家」が無認可の作業所から社会福祉法人「さらの郷」となり、市内で初めての重度重複障害者(児)の通所更生施設が実現される。
スローガン「魅力ある親の会へ 頼りにされる親の会へ」を掲げる。
市長とのランチミーティングをする。
ホームページを立ち上げる。

平成20年

「わたしノート」(個別の支援計画記録冊子)作成に参加する。

平成21年

「はびりくらぶ」を立ち上げる。

平成22年

「はびりくらぶ」を和泉市社会福祉協議会に移管する。

平成23年

大阪知的障がい者福祉大会(和泉大会)を開催する。
和泉市障がい者団体連絡協議会 結成25周年記念大会に参加する。

平成25年


会員向けに実態調査のアンケートを実施する。

平成26年

個別の相談会を実施
クリスマスイベントを開催

平成28年度

校区懇談会を2回開催
研修部会を設け「施設見学会」や「勉強会」を実施